体験 雑記

【誰にも起きる】アクシデント【初めての手術】高額療養費制度の活用

2023-04-19

※アフィリエイト広告を利用しています

災難は突然に。どれだけ注意をしていようが怪我や病気で入院をする事がある。その時に役に立つのは高額療養費制度、仕組みを理解し上手く活用しよう。高額な医療費の負担額を大きく下げる事が出来る。知っておいて損はない制度。

ポイント

  • 入院をする場合は高額療養費制度を活用しよう
  • 避けられない災難は受け入れるしかない
  • 数年後に思い出せるなら、それだけで良い

高額療養費制度

年齢で変わりますが。一定額以上の医療費が1月単位(同じ月の1日~末日)で掛かった場合に負担額を軽減させられる制度です。入院や手術をする場合には適応される場合が多いと思えばいいでしょう

厚生労働省
厚生労働省
厚生労働省

注意点は自由診療・先進医療。入院時のベッド代、食事代は対象外になっています。

区役所で確認する事が出来るので入院前や退院後に行くと詳しく教えて貰えます

生きているんだから何かは起こる

step on gum

今から10年前の35歳の時に自分は病院のベッドで誕生日を迎えたゲームセンターで遊んでいる時にいきなり右目を殴られ気を失い、気付くと警察等が来ていて加害者は捕まっていた

右目は大きく腫れて目を開ける事が出来ない状態で事情聴取を受けている時に警察官が救急車を呼んでくれていた、意識もあるし足取りも普通なので大丈夫ですと言ったが、警察官が酷い状態だから病院に行くべきと勧められ素直にしたがい救急車に乗って緊急外来に

レントゲンを取り右目を診察してお医者さんが一言「手術が必要です」正直驚いた、すぐに入院の手配に入り三日後に入院らしい幸いに脳等には損傷はなく右目だけがダメらしい

事情聴取の続きの為に警察署に足を運び事件の内容を話し帰宅をした。

次の日に病院に行き精密検査をする

激流の中だと自分の思いは意味がない

精密検査の結果右目の下の骨が落ちていて、そこに目を動かす筋肉等も少し落ちているらしい。レントゲン写真を見ながら目の状態を淡々と述べられた

早めに手術が必要で5日後に手術が決まった。入院に必要な着替えや身の回りの物等を準備する事に右目が少し開いたので周りを見てみると完全に物が二重に見えている、近くにあった醤油瓶を手に取って文字を見ると文字が離れ過ぎて読めない

この時凄く恐怖した

私自身初めての手術だったので、その事も怖かったが目の前の物が二つに分かれていて距離感も掴めない、これが治らなかったらどうなるんだと手術より今の状態に絶望した

手術二日前に入院

入院の準備をして手術の二日前に病院に行き。そのまま入院。看護師さんに施設の説明を受けトイレと風呂場・薬局を案内される、自分の病室に先生が来て再度手術内容を説明される

その時に資料等も渡され右目を閉じて資料を読んだ、書類にサインが必要な部分があってその中には失明をした場合は当院では責任を取れないと書かれた資料も、先生の説明では手術の仕方は二種類あり傷が目立たないやり方と安全に行う二通りがあるらしい

自分は男なので傷など気にしないので安全性を重視をしてくれとお願いした。全身麻酔をして行うらしいので歯のチェックもされる呼吸の補助をする器具を付ける時に前歯が折れる事があるらしい、その説明も受けて二日後の手術に備える

手術一日前

正直今思うと一番この日が辛かった明日の手術の事が頭をよぎり今日から絶食で水分も夜から取ってはいけないらしい。手術の時はふんどしを履く必要があるので薬局に買いに行く、

その夜は眠れない

眠れないし緊張もするから喉が渇く喉が渇くから眠れないと悪循環になり、看護師さんに喉が渇いて寝られないと言うと水を飲まずに含んで口内を濡らしてくださいと言われて、その通りに口の渇きだけを潤した。その日は殆ど睡眠が取れなかった

手術当日

朝に軽い検査を行い全身麻酔をするので看護師さんに筋肉注射を打たれる。筋肉注射は麻酔の効き目をよくする為。そしてふんどしを履く。このふんどしは紙でほとんど出来ていて腰に紐を巻いて、お尻側から前に紙を持ってきて腰紐に通すだけの単純構造。手術服に着替えて移動が出来るベッドに寝かされる。そのままベッドで手術室に運ばれる流れる天井を見つめながら緊張がピークに。手術室に入るとベッドからベッドに持ち上げられて移動させられる。執刀医さんが自己紹介をしてくれてこれから手術を行いますと言ってくる

うなずく事しか出来ない

耳に体温計を当てられて熱を測ると37度5分だったらしく、少し現場がどうするか悩んでいた。麻酔をする先生が現場を仕切っている様子だった、もう一度熱を測ると37度3分になる。これならいけると言われて麻酔を打ちますリラックスして下さいと言われる

正直この場でリラックス出来る人はいるのでしょうか?とかを思っていた気がする。目の前にはドラマでよく見るライトだらけの丸い物体があり周りは手術服の先生だらけ

麻酔を打たれる

初めての全身麻酔は不思議な感覚だった腕の中に川が出来た感じがする。麻酔が広がる様子が正確に分かる、私は緊張で息を止めていたらしくて、先生が松田さん息をして下さいと慌てて言ったので

深呼吸をした。そこで意識がなくなる

手術後

目が覚めると管だらけの状態で顔の右半分がマヒをしていた。手術から4時間たっているらしい顔はマヒをしているが痺れる感じがずーっとしている

親父が大丈夫かと聞いてきたので頷いた。そこから2時間がたち点滴だけに管が減り移動できるようになったのでトイレに行きたくなった。立ち上がるとふらついた親父に付き添って貰ってトイレに

尿をすると激痛が目の前に緑色の花火が見えた。自立が無理になり親父を叫ぶように呼んだ親父に支えられながらトイレを済ませ肩を借りて病室に戻る

看護師さんが来て尿道にカテーテルを刺したので傷が付いていると言われて次は尿瓶でするので呼んでくれと言われる。尿瓶が恥ずかしくてトイレに行ったとは言えなかった

次の日

前日の夜は寝苦しかったが安心したのかいつの間にか眠りに落ちていた。朝に先生が来て検査をする手術は成功したが後遺症が残る可能性があるので、目を上下左右に動かす運動をしてくれと言われた

次に執刀医の先生が来て今の現状を聞かされる。手術は成功、目の下にシリコンのプレートが入っている、シリコンは比較的拒否反応が出にくい素材らしいがたまに拒絶反応が起こるらしい

その場合は軽い手術でシリコンを取る必要があるとのこと、そして手術は目のシワにそってメスを入れたので傷は目立たなくしたと、まだ眼帯をして包帯で隠されているのでまだ自分では確認出来ない。痛みは点滴で何かを入れてるのかあまりなく代わりに痺れがずーっとある

2日目

あさに軽い検査をして今日から軽い流動食を食べるらしい、初めは胃腸がビックリするらしく色々と注意点を説明される。食事を取る前におならが出る必要があるらしい、おなら待ちとは珍しい状況だなと思っていた

夕方におならが出たので看護師さんに報告をすると先生が来てお腹に聴診器を当てられて少し長めに何かを聞いていた。これなら大丈夫と言われて夕ご飯から軽い食事を食べた

3日目

あさに軽い検査をして、その後に包帯を外して眼帯も外されて初めて右目を開けた。先生が覗き込み状況を確認する

無事に見えていて安心した。眼帯をして先生に目を動かす訓練は欠かさず行ってくれと言われる

友達が見舞いに来てくれた。顔が麻痺をしているが友達がハナクソが出ていると言ってきた、恥ずかしくなりティッシュで取ると真黄色のハナクソが一杯出てきて焦った。友達が心配してくれたので大丈夫と言っておいた、机のサイドテーブルにいろんな資料があり友達はそれに目を通していた。談笑をした後友達は帰っていった

4日目

朝に検査をする今日から検査内容が増えて目に特殊な瞳孔が開く目薬を指して、30分程してから真っ暗な部屋にライトだけがある診察室に入る

目の近くにライトを近づけて診察を受ける。2時間程瞳孔が開いたままなので光を強く感じるので注意してくれと言われる。確かに廊下に出ると太陽で照らされた水面を見ている様にキラキラしていた、この日の夕食に出されたサワラのフライの餡かけがとても美味しくて

サワラが魚の中で好物になる。のちにサワラのフライを探すが西京焼きはあるが餡かけフライには出会えない

5日目

朝に検査をする。今日から眼帯も外す

目をこすらない様に注意だけをされる。今日は35歳の誕生日、こんな誕生日を迎えるとは予想にもしなかったな

夕食の時に親父が高い牛肉をナスと炒めてタッパーで持ってきてくれた。霜降りの高い物だったのか油が凄くて一口でしゃっくりが出て止まらなくなり結局一口しか食べられなかった

親父は申し訳なさそうだったが気持ちだけで十分だった

6日目

朝に検査をする明日は退院日、今日も瞳孔を開く目薬を指し検査をした

異常は無く明日には退院出来る。執刀医の先生も病状の経過を聞きに訪れて軽い受け答えをした

担当の先生にも目の訓練の話を説明され経過観察の曜日の説明を受ける

7日目

午前中に退院した。

久しぶりの家に色々有ったと安堵と共に帰宅する

経過観察

一度目は2週間目に。2度目は1か月に。3度目も1か月それから期間が長くなり、半年に一回になった時に経過観察を止める事にした

経過観察の内容は半球体の物に顔を入れて光を目で追う検査。それと問診。幸いにシリコンの拒否反応は出ず手術は無しで良かった

しかし上方向に大きなズレが生じていて、30度程目を上げると焦点が6センチずれ始め真上を見ると25センチ程度のズレが生じる

左下と真上が極端に見えにくい状態らしい資料用の写真にしたいと先生に頼まれて、真上を目で見た時の目のズレた状態をカメラで撮影をした。きっと何処かで使わられて誰かの役に立っていると思いたい

後遺症

私生活で大きく変わったのはバイクの運転が出来なくなった。サイドミラーから前を見る目線の移動の問題と夜中にライト、特にオレンジ色ガソリンスタンドのライトでよく使われている色かな

ライトの光だけでは距離感が分からなくなっている。この状態で運転すると事故を引き起こすと判断して、すぐにバイクは乗らなくなった。あと斜視が残り鏡を見ると目が少しずれているのが分かる

なんとかなる

年に1~2度は斜視が酷い日が今でもある。自転車には乗れる顔を動かして見れば何も問題ない目だけの移動が出来ないだけ、寒い日は右目が痛むが古傷が痛むだけで問題ない。10年も立てば思い出になっている

今は別に後遺症で不便とは思っていない、慣れたから。これからも何かが起こるだろう。だけど時が立った時に振り返れるとなんとかなっている自分に気付くと思う、なんとかなるは母親と兄貴の口癖だ母親は嚥下障害で胃ろうで食事を取っている

だけど毎日楽しそうだ

気に掛けるとなんとかなると返ってくる結局はなんとかなると思う

good pose
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

松田

1977年生まれ。京都市在住 京都で小さなマンションの管理人をしています 自分の経験 便利な物 新しく覚えていく事を共有できれば幸いです

-体験, 雑記