アイリスオーヤマのウッドチェスト(WCHL-790)。収納量・デザイン・値段と全てが良い製品。しかし組み立てるのがとても大変。この組み立てで評価を落としている商品。組み立てに自信がある人以外は購入は止めた方がいいです
安い値段にしては完成すると良い ウッドチェスト WCHL-790
正面から見た感じ。背面以外は全てツルツルしています。幅790×奥行390×高さ880
斜めからと真横。
引き出し小内寸:幅321×奥行336×高さ104。Tシャツなら10~12枚入ります
引き出し大内寸:幅707×奥行336×高さ104。スウェットなら約10枚入ります
完成品での発売があれば評価が上がる商品
この商品の悪い部分が組み立て作業の部分にある。製品の総重量は約36Kg。長方形の段ボールで送られてくる
パーツリスト
- 引き出し小正面板(左)
- 引き出し小正面板(右)
- 引き出し小後面板×2
- 引き出し小底板×2
- 引き出し補強板×8
- 引き出し大正面板×3
- 引き出し大後面板×3
- 引き出し大底板×3
- 引き出し側面板(左)×5
- 引き出し側面板(右)×5
- 締め付けピン大×14
- 締め付けドラム大×14
- 締め付けピン小×10
- 締め付けドラム小×10
- 本体用ねじ×6
- 脚用ボルト×4
- 引き出し用ねじ×20
- 背板止め用ねじ×12
- 背板止め×12
- 転倒防止金具本体側用ねじ×4
- 転倒防止金具壁側用ねじ×2
- 転倒防止金具×2
- 脚×4
- フェルトシール×4
- 木工ボンド×2
以上が内容物です。全てを横に並べると大体6畳ぐらいに広がると思います。
パーツを見て初めに思う事
中身を取り出して初めに「これ組み立てられるのかな?・・・」と思います。
必要工具は+ドライバー(サイズ2番)だけで作れますが、取扱説明書にも「2人での組み立てをおすすめします」と書かれています
まず電動ドライバーが無いと組み立ては無理だと思っておく方が良いと思います
使った電動ドライバー。これを使って大体2時間はかかると思います(1人で組み立てました)
不親切な部分
パーツの向きは溝の向きで確認。見た目ではどの部分か全く分からないのが組み立てを困難にする要素でもあります
もう少し組み立てをする人にも心配りがあれば良いのに、と組み立てている最中は常に思っていました。
締め付けドラムを入れる穴の木の削り方が荒く、一か所だけマイナスドライバーの先で削り取りました。補強板を入れるくぼみも荒く木くずで完全に入りきらない
こういった部分は消費者の感情に触れる部分なのでしっかりと作りこんで欲しいと思います
一日を費やす覚悟が必要
価格は完成品を見ると安いと思います。コストカットの全てが組み立てを消費者に任せる事で可能になっているのでしょう
もし完成品を3000円程度値段を上げて売っても売れると思える商品です。不満点のほぼ全てが組み立て作業にあります
組み立て終わっても重量が36Kgなので設置場所まで運ぶのも大変です。設置場所の近くで組み立て作業は行いましょう
まとめ
完成品を使ってみると使い勝手がよく気に入っています。しかし人に勧めるかと聞かれると困る商品です
1人で組み立てる体験をして大変なのが身に染みているので、購入した人が同じ体験をすると思うと「完成したら割と良い」ぐらいにしか言えません
組み立てられない人は購入をしない方が賢明です。価格はとても安いので組み立て作業の時間が苦にならない人には良い商品だと思います(組み立てる自信があっても辛い体験になりますが)
あと完成しても角には注意をしましょう。丸まっていないのでぶつけると怪我をすると思います
本当に大変なので価格だけを見て購入するのは止めておくべきです