日本人は歯医者にあまり行かない。長期間放置していた歯の治療、全て治る?いくらかかる?治療期間は?。虫歯より歯周病と歯石が実は怖い。歯のケアをしっかりとしている人も必見。親知らずの抜歯はとても辛い。人前で自分の口元が気にならないのは最大のメリット
- 健康な歯と歯茎:歯医者のケアによって、虫歯や歯周病の早期発見が可能となり、健康な歯と歯茎を維持できます。
- 痛みや不快感の軽減:歯の痛みや不快感がある場合、歯医者は正しい治療を提供し、症状の軽減や解消を助けてくれます。
- 美しい笑顔:美容的な観点からも、自信のある美しい笑顔を取り戻します。
- 全身の健康への影響の軽減:口内の健康状態は全身の健康に影響を与える可能性があるため、歯医者の診察と治療は全身の健康を考慮するのに役立ちます。
- コスト削減:歯の問題を早期に発見し治療することは、将来的な高額な治療費を防ぐ手段となります。
- 口臭の管理:口臭の件を歯医者と相談することで、自信を持ってコミュニケーションをとることができます。
行かない人は行かない歯医者
M1グランプリの優勝者の方が長い間歯医者に行かなかったので、歯をだいぶ失ったと言っていた。私も最後に行ったのは軽く30年は超えている、マスク生活が終わろうとしている時に歯が割れた。これは良いタイミング。よし歯医者に行こう
初診
令和5年3月3日
運がよく近くに新しく歯医者が開業していたそこに行く事にする。まずマイナンバーカードで国民健康保険を登録して診察券を作って貰う。私の症状を紙に記載、保険適応内で済ませるか適応外でも支払うかをチェックボックスで選べる
私は保険適応内だけで支払うにチェックを入れた。他には悪い部分だけを治すか全てを治すかも選べるので全てにチェックを入れる、その後に診察台に座り歯医者さんに診てもらう、レントゲンを撮り全体の状況を調べてもらい、一番最初の処置は割れた歯の形成と詰め物をしてもらう。そして工程の順序を聞かされ治療の工程は割れた歯の修復と親知らずの抜歯。抜歯後に虫歯治療と言われて鎮痛剤を渡され初診を終える
治療開始
3月10日
二回目は割れた歯の形状をもっとよく整える為にドリルで削っていく、その後に付ける歯の形成の為にもう一度レントゲンを撮るが今回は一部分なので小さな機械で撮った。次回からは三回に分けて治療、土台を作り歯の取り付け(今回は一回目になる)
今回は終了。予約を取ると次回の概算金額の紙を渡される
歯型を取り土台を作る
3月17日
割れた歯を付ける為に台座を付ける必要があると言われる。ゲル状の物を噛んで歯型を取った、嚙み合わせも必要なので上下ともに歯型を取る。その後に歯に棒状?の物を入れた後に詰め物をする。口を開けて上を見ているので何を入れたのかは分からない
予約を取る時に次回の概算金額を渡される
歯を取り付ける
3月25日
割れた歯に歯を付ける。色々な機械が登場して口の中が紫に光ったりする一度歯を仮に付けて紙のような物を噛まされて歯ぎしりをさせられる。紙が破けていたので歯を取り外して、後ろの方でドリルで取り付ける歯を形成している。もう一度歯を付けて紙を噛んで歯ぎしりをすると今度は破れず
その後に違和感が無いことを聞かれ、無いと答えると歯を完全に付ける事になる。接着剤のような物を塗って先生が歯を指で押さえつけ、一分もしない内に終了。次は親知らずの抜歯をするらしい。次回の予約を取り帰宅する
帰ってから鏡で歯を見ると割れた歯が綺麗に治っていた。歯の色も自然でよく見ても分からない大した物だと感心する
親知らずの抜歯
3月30日
親知らずの抜歯をする。これが治療で最大の試練になった。まず局部麻酔をする。注射器では無く電動式の機械で麻酔を歯茎に打っていく、チクチクと痛みがするが、普通に我慢できる痛さ。
私の親知らずは斜めに傾いていたので、まず先端を切断して抜きやすくするらしい。人によっては親知らずが横に倒れている場合もあるようでこの場合は手術をする必要があるみたいだ。先端を切断した後はそこにフックの様な物を入れて力で抜く。昔にも一度抜歯をした事があるが、抜歯は昔も今も力で引き抜くのは変わらなかった。
抜き終わった歯を見せられ状況を説明される。まず三日程出血が止まらないらしい。抗生物質を渡され、そして痛みが麻酔が切れてから始まるので鎮痛剤を飲むようにと言われて鎮痛剤も渡される。その後にガーゼの様な物を渡され出血が酷い時はこれを噛みしめて止血をするようにと言われお風呂もシャワーで済まして欲しいと助言される、次回の予約をして帰宅する。
地獄の始まりは麻酔が切れてから始まる。
想像以上に痛くて水すら飲めない。常に血の味がする。鎮痛剤を飲んでやっと耐えれる痛さになるが、ご飯を噛む事も出来ない。常に痛いのでシャワーすら浴びれず、寝る事にした。
これが唯一の止血をするためのアイテム。抜歯の後は本当に血が止まらない
抜歯の次の日
痛みで殆ど眠れずに朝早く目覚める。出血も当然続いていて頭痛もあり、熱の無い風邪のような感じでとても辛い。昨日はご飯を噛めなかったので朝食はトーストを牛乳でふやかせてから食べ、昼と夜は雑炊にした。この日にブログの開設をしたが痛みで集中力もなくアドレスのローマ字の綴りを間違える。渡されていた鎮痛剤がこの日で無くなる。
抜歯三日目
痛みで目が覚める。相変わらず出血が続いている。痛みが酷いのでどこが痛いのか脳が理解をしていないようで、左顎下、左耳、左の側頭部の髪の頭皮が唾を飲み込む度に激痛が走る。これは耐えれないので歯医者に鎮痛剤を貰いに行った。3日分渡され帰宅する。
虫歯治療
4月6日
なんとか抜歯の痛みも治まりつつ次の治療が始まる。まだ痛みが完全に取れていないのにも驚くが、親知らずの横の歯の虫歯治療が始まる。今回も麻酔を打たれてから治療が始まった。歯医者と言えばコレと言ったイメージ通りのキュインキュイン唸るドリルで虫歯を削っていく。正直親知らずの抜歯の痛さに比べたら虫歯治療は普通の痛さ。虫歯はこの一本のみだったので次からは歯石取りになるらしい。
次の予約を取り帰宅する
歯石取り
4月10日
歯石のリスクをまず説明される。歯石のある部分が出血した時に歯石の菌が血中に入る状態が別の病気を起こす切っ掛けになるらしい。色々絵で説明を受け治療に入る。
約30年で溜まった歯石は相当量で40分近く歯石取りをした。この時に舌先を傷つけたのか二週間程味覚障害になった。
これが30年放置した歯の歯石の状態、よく抜け落ちずに耐えてくれた事に感謝。
歯石取り二回目
4月24日
前回の治療で舌がおかしくなった事を伝えたら、まず舌の検査から始まり。舌に負担を掛けない為に上の歯の歯石取りをする事になった。20分程歯石を取り。歯間ブラシを渡され使い方を教えて貰う
歯石取り三回目
5月1日
やっと舌も回復したので下の歯の歯石取りを始める。今回も20分程で終わり。凄く細い歯ブラシを勧められ使い方を教わる。次回の予約を取ると明日でも良いらしいので次の日に予約を取って帰宅
前回より随分とマシになった。
歯石取り4回目
5月2日
今回は全体の歯石を取るが5分程で終わる。糸ようじの使い方を教わり次の予約を取り帰宅
口内クリーニング
6月1日
歯のクリーニングを電動歯ブラシの様な物でする。最後に虫歯止めの泡を口に含み治療が終わる。
今日で全行程が終わったらしい。次は三か月に一回の通常の検診。
これが全行程を終えた状態。後は自身で良く磨いて改善していく。
約3ヵ月で30年分の治療が終わった
抜いた歯は親知らず1本。虫歯治療も1本。ブリッジ1本。全ての歯の歯石取り。これが全工程だった。
治療費は合計22,510円(内700円は抜歯の痛みに耐えれず鎮痛剤を別に出して貰った金額)
30年を取り戻した金額と考えると、個人的には安い治療費だったと思う。3割負担なので後期高齢者医療保険の人は更に安くなる。治療を終えて思ったのは歯磨き粉の説明は一度もなかった。歯間ブラシで歯茎を引き締める。特殊な歯ブラシで歯の裏と磨きにくい場所の磨き方。糸ようじで歯垢取り。これさえすれば歯磨き粉は自由に選んでも問題は無いみたい
歯医者は治療が細かく行われて次回の予約を取る手間があるので、行かない人は行かない治療になると思う。ただ歯石は取った方が良いと今回教わって思った。何年も放置している人も歯医者に行く方が良いとおススメします。私みたいな30年行っていなかったのに治せるんだし、歯の治療は歯医者に行けば治る
歯医者に行った後には人前で歯を見せて笑顔になれる
普段から取り入れる歯磨きアイテム
歯ブラシだけでは歯垢は落とせません。歯と歯の間の歯垢も取っていきましょう
歯間ブラシ
歯茎を引き締める為に使うと改善が早い。サイズが細いのを始めは選ぼう。数回は出血する事があるが、使っていくうちに出血はしなくなる。この状態になるのが普通なので歯ブラシとは別に使おう
糸ようじ
歯と歯の間の歯垢を取るアイテム。歯医者さんは糸だけのタイプを使っていたが、自身で使うなら持ち手がある物の方が使いやすい。歯がデコボコしている所は引き抜く時に、糸が引っ掛かり抜きにくい。その場合はどちらかの歯に寄せて滑らすようにすると良い
タフトブラシ
歯の裏と奥歯の磨きにくい場所に使う歯ブラシ。前歯の裏側を磨くにはこれが一番磨きやすい
まとめ
毎日の歯磨きでは汚れを取り切るのは難しい。マウスウォッシュを使っても全ては取れない。歯があるなら治せる、歯石は万病の元になる。全て保険適応で治療をすると安い。一気に治して3ヵ月に一回の定期健診で歯の健康を維持しよう
親知らずの抜歯の痛みは想像を超える。治療で必要な場合は覚悟を決める必要がある
歯医者に行く最大のメリットは、専門家のケアと定期的な検診によって、健康な歯と歯茎を維持、痛みや不快感の軽減、美しい笑顔の維持、全身の健康への影響の軽減、将来のコスト削減、そして口臭の管理が可能になります。これによって、口の健康を守るだけでなく、全身の健康へプラス効果をもたらす重要な健康習慣が形成されます。